下関観光ガイドNo4.春帆楼
今月のおすすめスポットは、地元民でも手が出ない!?高級割烹旅館「春帆楼」です。
(画像引用元 Wikipedia)
赤間神宮に隣接し、関門海峡をのぞむ高台に位置しています。
前を通り過ぎたよ!!って方も多いハズ。
実はこの春帆楼、下関の名物ふぐととても関わりの深い場所なんです。
今ではスーパーに並んでいるふぐ、実は安土桃山時代、朝鮮出兵をひかえ下関に立ち寄った豊臣秀吉一行。
兵士たちがフグ毒にあたり落命するものが続出したため、フグ禁止令を出しました。
江戸時代になってもその取り締まりは続いていました。
明治28年、日清講和会議が下関で行われることになった際、その場所として選ばれたのが春帆楼でした。
しかし、悪天候が続き、活きのよい魚を入手することができなかったことから、苦肉の策としてふぐ料理を作らせ、お手打ち覚悟で出したところ「これはうまい!」となりました。
きちんと調理すれば美味しく食べられるということを説明すると当時の総理大臣伊藤博文から、山口県と福岡県に限ってふぐが解禁されました。
この時、もし活きの良い魚が手に入っていたら、今でもフグが禁止されていたかもしれませんね。
それにしてもフグを禁止されたのも、解禁されたのも下関とは、、、歴史はおもしろいですね!