歯科技工用ポーセレン焼成炉 ファーネス
ポーセレンとは陶材のことですが、歯科用陶材には様々な種類があります。
色々なケースに応じて使い分けられていますが、加工する手段・方法も材質により変わってきます。ポーセレン焼成炉ファーネスは陶材を焼き付ける処理を担っています。一定の手順と温度管理をコンピューターで制御することでムラのないきれいな補綴物を作製することができます。加藤歯科医院では、「シンタリングファーネス」と「プレスファーネス」を導入しています。患者さんにとってメリットとなる処理時間の短縮、高い品質などを実現できる機器です。
シンタリングファーネス Programat S1
Programat S1はIPS e.maxジルキャド等、酸化ジルコニウム専用のシンタリングファーネスです。
ジルコニアは、人工ダイヤモンドとしても大変有名ですが、「強く」「軽く」「美しく」、そして体に優しいセラミックです。ジルコニアは、歯根に相当するインプラント体と上部構造(=人工の歯冠部)と連結するアバットメントの上に被せる装置として、使用されます。アバットメントはチタン製で銀色のため、お口の中に入れると歯ぐきが黒ずみ、目立ってしまいますが、ジルコニアを入れることで自然で綺麗な歯ぐきの色を保つことができます。
今までジルコニアのシンタリングには一般的に5~8時間かかっていました。
加藤歯科医院では、Programat S1を導入することにより、長いシンタリング過程を短縮し、焼結時間を最短でわずか75分に短縮することができるようになりました。その上、時間の短縮で材料の高い強度と適合性を損なうことがありません。さらに省エネ設計となっていますので、地球に優しい機器でもあります。ジルコニアのフレームを作製するときに活用しています。
プレスファーネス Programat EP3000
即日対応のセレックだけでなく、より審美性の高いブリッジにも、プレスファーネスを導入することで可能になりました。
即日対応のセレックだけでなく、より審美性の高いブリッジにも、プレスファーネスを導入することで可能になりました。
品質が非常に安定しており、土台の歯にぴったりと接合させることが出来る為、高い適合精度かつ高い審美性の修復物が製作できます。
当院では、高い強度がありながら天然歯に近い摩耗性を持っているプレス用ガラスセラミックスを使用しており、噛み合う歯にも優しい素材で製作しております。
ワックスアップ
(歯の形態をつくる) |
プレス調整後の修復物
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ガラスセラミックスの
築盛 |
完成した修復物
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ワックスアップ
(歯の形態をつくる) |
プレス調整後の修復物
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ガラスセラミックスの
築盛 |
完成した修復物
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