支台築造(コア)
歯髄(神経と血管のある部分)を取ってしまった歯は、栄養や酸素が運ばれてこないため死んでもろくなります。そこで被せものをするときには、歯髄を取り除いた歯根内に補強のための土台(コア)を立てます。被せものが長持ちするか、治療後のお口の健康が維持できるかは、見えない土台の治療の良し悪しが大きく影響します。
土台(コア)の治療プロセス
むし歯になっている部分をきれいに削り取ります。
歯髄を除去し、消毒して薬剤と充填剤を詰めます。
歯根を形成し土台(コア)を立て、その上に被せ物を被せます。
ファイバーコア
メタルのコアを使用した場合、歯ぐきから金属が黒く透過して見えますが、ファイバーコアは陰になる部分がなく輝く自然感のある色調が再現できます。
メタルコア
ファイバーコア
メリット
1.腐食やアレルギーがなく歯ぐきへの影響がない。
2.歯ぐきの変色がない。
3.メタルコアよりやわらかく、歯に加わる衝撃を吸収する。
4.光の透過性があり、被せものの色がきれいに出る。
5.歯質と接着する。
6.治療後の根管部の辺縁漏洩性による再感染を防ぐ。
治療費
前歯、臼歯 ¥22,000(税込)参考書籍
- 「新歯科技工士教本 歯冠修復技工学」
- 全国歯科技工士教育協議会 編集 医歯薬出版株式会社