ジルコニア
「ジルコニア」とは??
ジルコニア(二酸化ジルコニウム(ZrO2))とは、ジルコニウムの酸化物です。
セラミックス材料のひとつとして近年では注目が集まっています。
意外に私たちの身の周りでもジルコニアは使われています。
例えば・・・
スペースシャトルの外壁
宇宙空間で飛行するために耐熱性(ジルコニアは融点が2700℃)が必要です。
人工関節
高い生体親和性がなければ生体内で安全に機能することはできません。
セラミック包丁
金属でなく、セラミックで刃物が作られているのは強度がある特性を活かしています。
人工ダイヤモンド
透明でダイヤモンドに近い高い屈折率をもっているため、限りなく本物に近い偽物と呼ばれています。
このように、ジルコニアは、強く、軽く、美しく、そして体に優しいセラミックです。
現在では、歯科医療でもジルコニアを用いることが増えてきました。
日本では2005年に歯科用ジルコニアセラミックとして薬事法の認可を受け使われ始めました。世界中ですでに年間500万本以上の補綴物に使用されています。
ジルコニア 5つの特徴
①強くて丈夫なジルコニアで奥歯でしっかり物を噛める
近年、金属アレルギーなどの心配が無いセラミックを使用した歯科治療(メタルフリー)が注目されています。ジルコニアはそんなセラミックの中でも群を抜いて頑丈であり、お口の中の様々な状況にも耐えられる固さを持っています。
②金属の約3分の1の軽さ!!歯にかかる負担も約3分の1!!
セラミックの欠点は脆いという点があります。このため、ブリッジには使いにくかったのですが、ジルコニアは強度がありますので、ブリッジにも適応できます!お口の中に入れたとしても違和感がなく自然な噛む力を回復してくれます。
③まるで天然の歯!?金属では出せない歯の白さ!!
ジルコニアは白く、天然歯のように光の透過性があるため、見た目が大変美しく自然な歯を創り出してくれます。当たり前だった美しい自然な笑顔が戻ってきます。
④人工関節にも使われるジルコニア。金属アレルギーの心配もありません!!
お口の中に装着するものですから、強度や美しさとともに高い安全性が求められます。
この材料を歯科治療に使用すれば金属イオンの流出がなくなり、アレルギーの心配が軽減されます。長い間つけておくものですから、自然に近い安心できる素材をお薦めいたします。
⑤当医院の歯科技工器材で、高い精度の補綴物をご提供します!!
加藤歯科医院では、コンピュータで設計し加工することでジルコニアのフレームを作製することができます。(CAD/CAM CEREC ACシステム)
今、このジルコニアの登場により、歯科治療が大きく変わろうとしています。
それは、
金属を一切使わない『夢の治療』。
その安全性、信頼性、実績のあるジルコニアはあなたに安心と自然な美しい笑顔をきっと与えてくれるでしょう。