乳歯・永久歯
Q21 | 7~8ヶ月の乳幼児健診で保健師さんから指摘されたのですが、舌小帯が短いと切らなきゃいけないんですか? |
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A21 | 哺乳に問題がないならひとまず経過観察でよいでしょう。 舌小帯とは、舌の裏にあるスジ。これが短かったり舌の先のほうに付いていると、舌の動きが妨げられるのです。舌小帯が短いと起きやすいのが、①飲み込みにくい、②発音しにくい、③舌が低い位置にあるため歯に舌の力がアンバランスにかかって歯並びが悪くなる、ということ。 ただ、「舌小帯が短い=手術が必要」というわけではありません。哺乳を妨げて育ちに影響するようなら、早いうちに舌小帯を切るべきですが、体重が増え元気に育っているようなら、急いで切る必要はないでしょう。 舌はふだんからよく動かすので、舌小帯の付着位置も成長とともに変化が見られます。また、意識して動かしたり、トレーニングすることで、いまより舌が伸びるようになる可能性もあります。飲み込みに問題がないのなら、舌足らずで困ったりしたときに、あらためて手術を検討するのでもよいと思います。 舌小帯が短く、舌がつねに下あごのところにあり、上あごの定位置につかないと、お口ポカンの原因にも。小学校に入る頃になってもタ行、サ行、ラ行が舌足らずの場合、舌小帯が原因のひとつかもしれません。一度小児歯科でご相談ください。
※参考書籍 「nico 2020.12 クインテッセンス出版株式会社」 |
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