X線
Q11 | 今度親知らずの抜歯のためにCTを撮ると言われました。CT撮影による被爆線量を教えてください。 |
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A11 | 当院では、Kavo 3D eXamというCT機器を導入しています。 Minds医療情報サービス(厚生労働省委託事業)に歯科X線撮影の被曝について掲載されています。 |
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Q12 | 根っこの処置にCT撮影は必要なのですか? |
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A12 |
歯根の彎曲及び根管数や形態の評価、特に複根歯における評価に関し、非常に有効です。 例えば、上顎第一大臼歯の近心頬側第二根管(MB2)は、口内法では40%程度しか描出できないのに対し、CTでは90%程度確認できると報告されています。 北島一宏. おさえておきたい!PET/CTの診断のポイント. 第1回 PET/CTを正しく診断するための基礎知識. 画像診断. 2015; 35: 120-125. 隈部洋平, 田中信三, 岡村光英, 平塚康之, 山田光一郎, 山原孝平, 小山泰司. 頭頸部扁平上皮癌の頸部リンパ節転移診断におけるPET/CTの有用性. 頭頸部癌. 2012; 38: 69-73. 坂本 攝. 特集 明日からの臨床に役立つPET講座. 頭頸部癌のPET/CT. 臨床放射線. 2011; 56: 702-707.
病変の検出率は、CBCT像で判定するとデンタルエックス線写真で判定した場合より13~30%程度高くなります。
デンタルエックス線写真と比較すると、以下のようなものを診査するのに有用です。 1.根尖病変の広がり2.歯根、癒合・分岐・側枝・異常形態などの複雑な根管形態3.根管の彎曲方向、彎曲の大きさ4.根管の狭窄の程度5.見つからない根管口の位置6.破折ファイルの位置7.穿孔部位8.歯根破折の可能性(わかりにくいことも多い)9.下顎管あるいは上顎洞と根尖との位置関係10.非定型的な症例を呈する症例、あるいは通常のエックス線検査で原因歯を確定できない症例11.歯内疾患以外の疾患との鑑別診断12.過剰根管充填、根管内器具破折、根管の石灰化、穿孔など、歯内療法を困難とする状態の術中診査と術後評価13.外傷による歯根破折、歯の脱臼や変位、骨折などの診断14.歯根外部吸収の鑑別診断、処置方針決定および予後の予測15.外科的歯内療法における術前診査(根尖と周囲の解剖学的構造と位置関係の診査)16.インプラント治療の術前診査
※参考書籍 「エンド 難症例への挑戦 よりよい治癒を目指して」 「新 楽しくわかる クリニカルエンドドントロジー」 「歯内療法のケースアセスメントと臨床 ~根管形態からみる・ストラテジーを選ぶ~」 |
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Q13 | 奥歯の根の治療以外にCTって歯科の中でどんな時に使われているのですか? |
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A13 |
例えば、次のようなものがあります。 (1)下顎埋伏智歯(親知らず)等、下顎管(神経管)との位置関係 (2)顎関節症等、顎関節の形態 (3)顎裂等、顎骨の欠損形態 (4)腫瘍等、病巣の広がりなどの確認 他には、歯周炎における骨壁の状態、骨折や歯根破折など三次元的評価が必要な場合にCTが応用されます。
※参考書籍 |
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