ホワイトニング

Q11 ホワイトニングを考えています。治療後の知覚過敏を防ぎ、白さを保つコツを教えてください。
A11

ホワイトニング後の歯の状態

ホワイトニング後のペリクル(唾液のたんぱく質でできた膜)のない裸の歯は、様々な物質が作用しやすい状態にあります。そのため、知覚過敏や着色が起きやすいのですが、一方で、再石灰化が進みやすいという状態でもあります。

知覚過敏を予防するには、知覚過敏を抑制する歯みがき剤を2週間ほど使ったあとにホワイトニングを受けるとよいでしょう。また、オフィスホワイトニングであれば、ホワイトニングに影響を与えない知覚過敏抑制材で予防処置をして受けることができます。

 

歯の白さを保つポイント

1.飲食物にご注意を!

ホワイトニング後、少なくとも3~4時間は赤ワインやコーヒー、ウーロン茶、紅茶など着色しやすい飲食物をとるのはやめましょう。24時間とらないのが実は理想ですが、むずかしい場合もあると思います。できるだけ気をつけるようにしてください。酸っぱい飲食物もしみやすいので控えてください。

2.禁煙をしましょう!

タバコを吸う方でも、ホワイトニングで歯は白くなりますが、吸わない方より効果が低くなり、後戻りも早く感じやすいです。これを機会に禁煙してみませんか?歯だけでなく、歯ぐきの健康にもとても有効です。

3.定期的にクリーニングを!

定期的に歯科医院でメインテナンスをしてもらいクリーニングを受けることによって、歯の内部に着色物質が入り込む前に汚れをきれいに除去できるため、歯の健康を守り、後戻りを遅らせることができます。

 

 

※参考書籍
 「nico 2015.10 クインテッセンス出版株式会社」
 「nico 2015.10 クインテッセンス出版株式会社」

Q12 歯のクリーニングでは歯は白くならないんですか?
A12

クリーニングはタバコのヤニや歯石など歯の表面についている汚れや着色を落としているものなので、歯は白くなりません。 白くされたい、と思われる方にはホワイトニングをおススメしています。 詳しくはホワイトニングの小冊子をご覧下さい。

Q13 ホワイトニングは詰め物や被せ物も白くできるの?
A13

ホワイトニング剤は天然歯にだけ効果を発揮するため、詰め物や被せ物の色は変わりません。このようなお悩みをお持ちの方は、まずホワイトニングで天然の歯をご希望の白さにし、施術完了後にその歯の色に合わせてセラミックなどの白い詰め物や被せ物に入れ替えることをお勧めします。
また、ご自身の歯であっても神経のない歯についても白くすることはできません。神経のない歯に対する漂白方法もありますので、詳しくはスタッフにお尋ねください。

倉岡

Q14 神経の無い歯でも白くすることができますか?
A14

ホワイトニングは神経のない歯には効果がありません。
しかし、別の方法で白くすることができます。
白くしたい所のを少し削ってその中から薬を入れてフタをし、1週間に1回のペースで来院して頂き、こちらで薬の交換を行います。 約4回を目安にしていますが、個人差や後戻りが考えられるので、神経のある歯に行うホワイトニングと同様少し白いかな?と思う程度まで白くしておくことをおすすめします。

Q15 ホワイトニングの効果はいつまで?
A15 患者様の習慣や食生活によって個人差があります。
一概には言えませんが半年~1年で後戻りがおこります。
もし気になるのであれば、再度ホワイトニングをオススメします。
1回目より2回目のほうが短期間で白くなります。
Q16 ホワイトニングは誰でも、どんな状態でもできますか?
A16

むし歯が多い方や、知覚過敏のある方、また歯に大きな亀裂がある方には、しみる可能性があるため、先に歯の治療をされてからホワイトニングをされることをお勧めします。

人工の歯や詰め物・被せ物、金属により変色してしまった歯にはホワイトニングをしても効果がありません。

また、体内で過酸化水素が分解できない無カタラーゼ症(高原氏病)のかた、妊娠中や授乳中のかたは受けられません。

光線(紫外線)過敏症、重度の呼吸器疾患のかたは、オフィスホワイトニングはやめましょう。光線を使わず、薬剤による刺激も少なく、長時間お口を開けている必要のないホームホワイトニングをご検討ください。

当院では、濃度の薄い薬を使用する「ホームホワイトニング」を行っております。

 

※参考書籍 「nico 2018.11 クインテッセンス出版」

Q17 ホワイトニングは1日何時間装着していたらいいの?
A17 最低2時間装着して頂きます。もししみる場合は1日置きや1時間ごとに装着することをおススメします。
Q18 ホワイトニングってトライしてみたいんですが歯がシミると聞きました。歯の健康に悪くないですか?
A18

ご安心ください。最近は、低濃度でもよく効く国内メーカーの薬剤が人気です。それにホワイトニングの薬剤は殺菌剤のオキシドールの仲間。むし歯菌や歯周病菌を減らす効果があるうえ、最近では、ホワイトニング直後の歯のほうがふだんの歯より再石灰化が盛んで歯質強化をしやすいことも明らかになっているんですよ。

※参考書籍 「nico 2018.11 クインテッセンス出版」

Q19 ホワイトニングって薬剤さえあれば手軽に自分でできそうですよね?
A19

 自己流のホワイトニングには要注意です。たとえば、むし歯があるのにそれに気づかず薬剤を使ったら、ひどい痛みや歯髄炎などのトラブルを引き起こしかねません。歯科医院では問診と診察、エックス線検査、そして十分な説明をしたうえで患者さんのお口の状態にあった安全で適切なホワイトニングを処方させていただきます。

※参考書籍 「nico 2018.11 クインテッセンス出版」

Q20 ホワイトニングに問診・診察、エックス線などの検査はなぜ必要なのですか?
A20

理由1 歯ぐきが腫れていると薬剤が効かない!

歯みがき指導や歯石除去、クリーニングを受けていただき、歯周病を治してから開始します。歯周病で歯ぐきが腫れていると、エナメル質のなかの着色物質に作用すべき薬剤が、エナメル質に届く前に、歯ぐきから出る血液や浸潤液に反応してしまい、歯に作用しません。

理由2 虫歯や大きなヒビは痛みのもと!

薬剤で痛みや歯髄炎を起こさないよう、仮詰めやコーティング剤といった前処置をするなど、対策してから開始します。

理由3 詰め物や被せ物は白くならない!

歯が白くなると詰め物や被せ物の色が目立ってしまうので、あらたに詰め直しや被せ直しが必要かを検討します。

※参考書籍 「nico 2018.11 クインテッセンス出版」

お探しの情報は何ですか?

関連記事

このページを見た人は以下のページも見ています