歯内療法
Q51 | MTAセメントって何? |
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A51 |
歯科用MTAセメントについてご説明します。 用途●発的穿孔 原材料ポートランドセメント(建築用セメント)に造影剤として酸化ビスマスを加えたもの 特徴●水・組織液・血液があっても硬化します。(親水性) ※参考書籍 |
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Q52 | 失活歯・歯内療法歯は脆い、弱いと聞きますが、本当でしょうか? |
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A52 |
●歯内療法処置歯は生活歯と比較して脆くありません。 |
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Q53 | 歯内・歯周疾患が全身に及ぼすリスクについて教えて下さい。 |
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A53 |
歯内疾患は、歯周疾患と比較して、その病巣の多くが閉鎖性であり、骨髄内に存在することから考えると、菌血症になる可能性は重度の歯周疾患に匹敵すると考えられます。両者では、病巣の大きさ、活動性および感染細菌種が違うため、全身に及ぼす影響が異なることも考えられますが、歯内疾患であっても宿主の抵抗性が低下している状態では、敗血症を引き起こす可能性も考えられています。 ※参考書籍 |
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Q54 | 3ヶ月前に土台ごと被せが外れたのですが痛みもないのに根の処置をやりなおすと言われました。なぜですか? |
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A54 |
文献から以下のことが分かっています。 ●唾液は30日から3ヶ月あれば根管充填を貫通できる。 つまり3ヶ月もすれば根の処置が再感染を起こしていると考えられます。 |
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Q55 | 加藤先生は歯内治療でマイクロスコープを使われるようですがマイクロスコープを使う治療は保険外診療、自費になりますか?その場合、おいくら程でしょうか?その金額が自分には高い場合、保険治療のみで歯内治療をしてもらう事は可能でしょうか? |
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A55 |
マイクロスコープを使った歯内療法は時間がかかり保険ではまかなえませんので、自費とさせていただいております。 |
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Q56 | 根っこの治療の途中だけど何でそんなに時間がかかるの?1度でパパッと終わらせるわけにはいきませんか? |
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A56 | 根っこの治療は細菌に対して様々な配慮が必要ですごく時間がかかります。 小さな歯のなかの細い管をきれいに掃除するのはなかなか難しい処置です。 治療中はウミを出す為にフタをしない場合もありますが、大体は薬がこぼれないように仮のフタをしています。 将来に向け歯を残すために通院にぜひご協力ください。 ※参考書籍 「nico 2017.6 クインテッセンス出版株式会社」 |
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Q57 | なかなか治らない根っこの病変の原因は何ですか? |
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A57 | 次の4つの原因が考えられます。 1.根管の複雑な解剖学的形態象牙質は血管・神経の周りに形成され、根管の形態が決まります。 2.治療薬に抵抗性を有する細菌Actinomyces属は貧食・破壊作用から逃避 3.治療上の技術的な問題マイクロエンドの有用性 4.全身性疾患との関連糖尿病 ※参考 「下野正基エンドセミナー」 |
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Q58 | 歯は摩耗しているはずなのに、顔つきがあまり変わらないのはなぜ? |
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A58 |
歯の根を覆っているのはセメント質という歯周組織です。 このセメント質の添加によって歯の咬耗が補償されることから、加齢により厚みが変化します。
※参考書籍 |
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Q59 | 歯科に行って歯を診てもらったら死んでいる歯があると言われました。今まで全然痛くなかった歯なのにそんなことってあるんですか? |
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A59 |
細菌漏洩と重度の歯髄炎(歯の中の神経の炎症)を起こしていても、臨床的にいかなる症状も示さないことがあります。この事実は、臨床症状がないことが成功の指標であると誤って考えられていることを示唆しています。 また、歯科学においては、疼痛の有無は根拠に乏しい指標と言えます。残念ながら多くの場合、歯科医師から見える臨床症状と組織学的歯髄の変性状態には相関関係はありません。
※参考書籍 |
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Q60 | 根の先に相当する部分が腫れ、膿が出ています。痛みはないのですが、すぐに治療の必要がありますか? |
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A60 |
長期間サイナストラクト(根の先に膿をもち、これが口腔内とつながって、その穴から膿が出ている状態)が存在したため、口腔内の根尖部を直接結ぶ経路が存在し、唾液や滲出液が両方向に行き来し、根尖孔外に歯石形成が認められるようになります。よって、通常の根管治療が奏功しなくなります。 すぐに歯科医院で治療してもらいましょう。
※参考書籍 |
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