ご家庭でのケアについて

Q51 電動歯ブラシでみがくときは歯みがき剤を使わないほうがいいですか?歯が削れないか、ちょっと心配です。
A51

フッ素入りの歯みがき剤を使ってむし歯予防をしていきましょう。歯みがき剤は、スイッチONの前に歯ブラシでグルッと歯に塗っておきます。
歯みがき剤が飛び散らないうえ、フッ素が行き渡って予防にも有効です。

※参考書籍 「nico 2011.6 クインテッセンス出版株式会社」

Q52 フッ素を塗ると歯が黒くなるのですか?
A52

フッ素は歯質を強化しむし歯になりにくくするために用いられますが、歯が黒くなることはありません。
むし歯の進行抑制にフッ化ジアミンというフッ素の化合物が用いられます。
薬を塗るとすぐに黒くなります。一度黒くなった歯は黒いままです。
むし歯の進行を抑え、時期が来れば白い詰め物や被せ物をすることも出来ます。
フッ素フッ化ジアミンは目的と性質が違いますので、しっかり区別しておきましょう。

Q53 歯ぐきがやせたり楔状に欠けた歯の上手なブラッシングの方法を教えて下さい。
A53

ちょっと軟らかめの歯ブラシをペングリップで持ってみがきます。象牙質が減らないようにやさしくみがきましょう。
また、研磨剤の入った歯みがき粉の使いすぎも要注意です。

※参考書籍 「nico 2010.5 クインテッセンス出版株式会社」

Q54 電動歯ブラシを使ってみたいのですがいろんな機種があってどれがいいのか・・・。うまく使えるかも心配です。
A54

できれば、電動歯ブラシこそ歯科医院でご相談いただいてから購入していただきたいと思います。
患者さんのお口に合った効率のよい歯みがきをサポートさせていただきたいのです。

※参考書籍 「nico 2011.6 クインテッセンス出版株式会社」

Q55 電動歯ブラシと普通の歯ブラシでは電動歯ブラシのほうがいいですか?
A55

一概にどちらがいいとは言えません。電動歯ブラシには、たくさんの種類があり、それぞれブラシの形、大きさが違っています。単純な一平面を磨くことにおいては、電動の方が短時間で効率良くできると思いますが、複雑な形をした歯に、毛先がうまくあたっていないと意味がありません。

歯科医院で自分にあった歯ブラシの使用法の指導をうけることをおすすめします。

※参考サイト 「日本臨床歯周病学会」

Q56 電動歯ブラシだけで歯周病予防は万全ですか?
A56

電動歯ブラシも手動歯ブラシも同じブラッシングの道具です。正しく使うことが大切で、どちらが効果があるとはいえません。また個人差はありますが、確かに歯ブラシだけでは磨ききれない場所は出てきます。例えば歯と歯の間などがそうでしょう。このような場所には歯間ブラシやデンタルフロスといった補助的な道具が必要になります。ただし高齢や病気などの理由で、手が動かしづらい場合には電動歯ブラシは、効果的な道具となるでしょう。また、唾液分泌を促進する電動歯ブラシもありますので、詳しくは歯科衛生士までお気軽にお尋ねください。

※参考サイト 「日本臨床歯周病学会」

Q57 フッ化物洗口液を間違って飲み込む子もいるので不安です。
A57

フッ化物洗口液1人分を飲み込んでも問題ない量、濃度になっていますのでご安心下さい。

※引用元 NPO法人 Well-Being

Q58 フッ化物洗口で事故が起こったことはないのですか?
A58

日本で本格的にフッ化物洗口が実施されてからこれまで、安全性は十分に確立されており、定められた方法で行われるフッ化洗口で事故があったとの報告はありません

ただし、正しく行われなかった事例として、フッ化物の計量を間違った(2倍量とした)、間違って消毒液で洗口、消毒液をよく洗い流さない状態のコップに洗口液を注いで洗口、などがありました。

※引用元 NPO法人 Well-Being

Q59 学校で養護教諭がフッ化物洗口液を作ることは違法ではないのでしょうか?
A59

昭和59年12月21日付けの当時の国会議員から提出された「フッ素の安全性に関する質問注意書」に対し、当時の中曽根康弘内閣総理大臣の答弁書に以下のように記載されています。

「養護教諭がフッ化ナトリウムを含有する医薬品をその使用方法に従い、溶解・希釈する行為は、薬事法及び薬剤師法に抵触するものではない。」

※引用元 NPO法人 Well-Being

Q60 劇薬であるフッ素でうがいしてもいいの?
A60

フッ素洗口液は劇薬ではありません。

フッ化ナトリウムは、フッ化物濃度が1%以上のもの、及び1個中にフッ化物として0.5mg以上を含有するものについては劇薬扱いとなります。(薬事法施行規則第52条関係別表第3、劇薬、無機薬品及びその製剤)。

しかし、フッ化物洗口液のフッ化物濃度は週5回法で0.0225%F(225ppmF)、週1回法で0.09%F(900ppmF)であり、劇薬扱いとはなりません。

※引用元 NPO法人 Well-Being

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