Question

睡眠時無呼吸症候群・いびきによる不眠症の改善法を教えてください。

Answer

睡眠時無呼吸症候群の治療でも、いびきによる不眠症の治療でも、太っているかたにお願いしたいのはなにはともあれ、まずはダイエット。肥満が気道に与え続けている負担を減らし息の通りをよくしていきましょう。

1.まずは痩せる!

睡眠時無呼吸症候群の治療でも、いびきによる低呼吸で不眠症になっているかたの治療でも、太っているかたの場合、まずはじめていただきたいのがダイエットです。大きな舌がスリムになると、症状の改善の大きな鍵となります。また、太っていると息苦しさを感じがちです。患者さんのなかにはダイエットが成功するといびきがグッと改善するかたがいます。

2.枕を替えてみよう。

枕によって就寝中の首の角度が変わると、グッと気道が広がり息をしやすくなります。首を胸のほうに曲げる姿勢では気道が狭くなってしまいますが、あごが少し上がるような姿勢をとると、気道が広がり息がしやすくなります。
ちょうど臭いをクンクン嗅ぐときの姿勢(息がよく入る)なので、スニッフィング・ポジションと呼ばれています。

3.鼻呼吸の習慣を!

いびきをかくかたのほとんどが、就寝中に口を開けて呼吸をしています。口呼吸は下あごと舌が下がり気道閉塞の原因になるので、鼻呼吸にぜひ慣れていきましょう。鼻炎で鼻から呼吸できないかたは、治療を受け、点鼻薬を使うなどしてできるだけ改善させていきましょう。

※参考書籍 「nico 2013.7 クインテッセンス出版株式会社」

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