Question
寝るとき、入れ歯は外したほうがよいのでしょうか?
Answer
一般的には、入れ歯をしているときは歯ぐきが圧迫されているため、歯ぐきを休めるために外したほうが望ましいといえるでしょう。また、寝ている間に飲み込んでしまう危険性もあります。こうしたことから入れ歯は夜に外して洗浄し、朝に装着するのが普通です。
しかし、残っている歯が少なく、入れ歯を外してしまうといっそう大きな負担がかかってしまう場合や、歯ぎしりや食いしばりが激しい人はつけたまま寝たほうがよいでしょう。なかには、入れ歯を外すと呼吸がしづらくなるという人もいます。お口の中が乾燥する方は、入れ歯を入れておくことによって保湿効果も期待できます。
このように寝るときに入れ歯を外したほうがよいのか、装着したままがよいのかは、その人によって違います。自分の歯と入れ歯の状態をよく知る歯科医に相談して、どうするかを決めるのがよいでしょう。装着したまま寝る場合にも、いったん入れ歯を外して洗浄し、その後で再び入れ歯を入れて寝るようにしましょう。
※参考書籍 「入れ歯名人」 田中 久敏 監修 海苑社