Question
入れ歯がにおい、とても気になってしまうのですが・・・
Answer
本来の歯と同じように、入れ歯にも歯垢や歯石が付着します。きちんと洗浄しないと歯垢や歯石が蓄積され、雑菌が繁殖しにおいを発散するようになります。
金属床の入れ歯と比べ、レジン床の入れ歯はにおいやすい傾向があります。これは樹脂が水分を吸収しやすく、唾液などのにおいが移るからです。
ほかにも、タバコのヤニや食べ物のにおいも吸収してしまいます。近年は粒子が細かいレジンが開発され、従来のものに比べ、においの吸着が抑えられるようになりましたが、それでも金属には及びません。予算が許すなら、金属床の入れ歯に変えたほうがよいでしょう。
このように入れ歯のにおいの原因は、素材によるところが大きいといえます。しかし、レジン床、金属床のいずれの入れ歯にしても、毎日入れ歯を洗浄し、清潔に保っておくことが大切です。
※参考書籍 「入れ歯名人」 田中 久敏 監修 海苑社