Question

歯周外科治療手術後の痛みは?

Answer

1週間はハードスケジュールを避け睡眠をよくとってお過ごしください。お疲れがあると治りに影響が出る場合もあります。また、心配なことなどありましたら遠慮なくスタッフにお尋ねください。

1.腫れと痛みとは?

痛みの感じ方は人それぞれ違いますので一概には言えませんが、多くの場合、麻酔が切れたあとがいちばん痛みます。当日の夜がいちばん痛むでしょうが、これをピークに痛みが治まって、徐々に鈍痛に変わっていきます。痛みはお薬でコントロールできます。痛み止めを処方しますので、痛むときにお飲みください。
手術して2~3日すると手術したところが少し腫れてきます。「痛みがひいたのに腫れてきた」とびっくりなさるかたがいますが、これはからだが治っていくときに起きる反応ですので、ご心配いりません。このとき、くれぐれも冷やさないようにお願いします。血液循環が悪くなり、かえって治りが悪くなってしまいます。
まれに腫れと同時に内出血を起こすかたがおられますが、血液循環がよくなることで起こるもので、これもご心配には及びません。しばらくするときれいに消えてしまいます。
1週間もすると、多少の違和感があるくらいで、痛みも腫れもなくなっていきます。

2.食事は?

塩辛いもの、酸っぱいもの、刺激物は傷口にしみますので避けましょう。最初の1~3日間くらいはおかゆ、そして徐々にふつうのうどんなどにしていきます。しっかり噛めないので、胃に負担がかかりがち。そこで消化のよいものをとりましょう。手術した側の反対側で、少しずつやわらかいものを噛んで食べてください。一週間は禁煙でお願いします。
ただ、手術した範囲の広いかたは、当日はとくにおかゆすら食べる気力のないこともあるでしょう。そんな場合にそなえて、「ウイダーインゼリー」「カロリーメイト」などのゼリータイプのドリンクを事前にご用意いただくのもよいでしょう。とりあえず最低限の栄養をとることができます。1週間ほどでふだんどおりに食事がとれるようになります。

3.歯みがきは?

手術したところ以外は、いつもの歯ブラシでいつもどおりみがきます。プラークの除去は、歯周病の治療にとってとても大切なことですので、当日も歯みがきをしましょう。ただし、手術をしたところは歯科医院で処方するしみにくいうがい薬(コンクールFなど)でのうがいにとどめます。
手術の内容によっては、傷口の消毒が必要な場合もあります。その際は翌日歯科医院においでいただきます。
1週間後には抜糸、そして3~4週間経つと傷口がふさがってきます。患者さんの治り方にもよるのですが、その頃にはやわらかめの歯ブラシでふつうの歯みがきができるようになってきます。

※参考書籍 「nico 2010.1 クインテッセンス出版株式会社」

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