Question
矯正治療中ですが、歯がグラグラします。これって大丈夫なんですか?
Answer
矯正治療とは、歯が顎骨のなかを移動していくことで歯並びを治す方法で、そのメカニズムは骨の吸収と添加の連続で成り立っています。その際、骨吸収は1~2日で起こるのに対して、骨の添加が活発に起こるのはおおよそ最初の1週間です。
このタイミングの違いで、矯正治療中は歯がグラグラしたり、後戻りが起こったりします。特にマウスビース矯正では、矯正装置(アライナー)を1日のうちに付けたり外したりすることが数回ありますが、その度に矯正力がいったんなくなるため後戻りが生じ、骨添加が起きにくくなります。
骨の吸収と添加
吸収と添加のタイミングが違うために矯正治療中は歯がゆれ、後戻りが起こります。
※参考書籍
「GPのためのアライナーシミュレーションガイド」
著 荒井昌海 クインテッセンス出版株式会社