Question

ホワイトニングは歯を強くするってホント?

Answer

ホワイトニングで歯を硬く、丈夫に!

ホワイトニング剤の主成分である過酸化水素は口腔内や唾液中に浮遊している歯周病菌やむし歯菌に対して殺菌作用を示します。さらに、歯を覆っているペリクルを一時的に消失させて歯の中へと入り込んでいくため、ホワイトニング後の歯はフッ化物が浸透しやすくなるのです。

ただし、この過酸化水素は、バイオフィルム(水分と菌体外多糖の基質内に細菌がパックされた巣)は分類できないため、「病原性の高いバイオフィルム」が原因とされる歯周病やむし歯を治療することはできません。

定期的なメインテナンスでプロフェショナルケアを受けて、バイオフィルムを破壊しながら良好なセルフケアとホワイトニングで病原性の低い状態を維持することが、歯周病、むし歯の予防につながるでしょう。

 

※参考書籍
 「歯科医院で患者さんにしっかり説明できる本」
 クインテッセンス出版株式会社

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