Question
糖尿病患者に外科処置を行うときには、より徹底した抗菌薬投与を選択すべきでしょうか?
Answer
血糖コントロールされた糖尿病患者における歯周外科治療後の手術部位感染(Surgical site infection : SSI)のリスクは、健常者と同程度であるため、徹底した抗菌薬投与を選択する必要はありません。しかし、血糖コントロールが不良の糖尿病患者の外科処置に際しては感染のリスクがあるため、術前、術後の抗菌薬の予防投与を行うことが望ましいです。
※参考書籍
「糖尿病患者に対する歯周治療ガイドライン 改訂第2版 2014」
特定非営利活動法人 日本歯周病学会 編 日本歯周病学会