Question
前から気になってたブリッジがついに壊れそこを治療することになりました。ブリッジをさらに延ばすかそれとも思い切ってインプラントか、すごく迷っています。治療のたびにブリッジが長くなっていくのは不安だし、インプラントも怖そうだし・・・。
Answer
それはお困りでしょうね。どちらを選ぶにせよ、あとで後悔しないように、治療の特徴とメリット・デメリットを知るところから始めましょう。
インプラント治療のいちばんの特長は、埋入した骨にガッチリと結合し自立するということ。つまり、ほかの歯に負担をかけず、傷めずにすむということです。こうした治療は現状ではインプラント治療以外になく、そういう意味で、替えのきかない治療になっています。
ただし欠点もあります。手術が必要、治療期間が長い、予備治療に時間がかかることもある、そして自費診療である点です。ただ、信頼性の高い材料と機器・器具を使い、検査と治療計画を綿密に行い、感染対策を万全にして、専門的に訓練されたスタッフが治療するとなると、ある程度の費用が生じざるを得ない、というのが実情です。
もしインプラント治療に興味があるなら、知識を得てじっくり検討してみてください。不安なまま迷うのも、逆に最初から「インプラントしかない」と決め込むのも、どちらも残念なことだと思います。どの治療を選ぶにせよ、後悔をしないために、まず知ることからはじめましょう。
※参考書籍 「nico 2018.1 クインテッセンス出版株式会社」