Question
だんだんと歯の噛む面がすり減ってきている気がするのですが・・・大丈夫ですか?
Answer
大臼歯の咬合面において咬頭部のエナメル質は1年間に約30μm消失されています。第一大臼歯で考えてみると、60年間で約1,800μm、すなわち1.8mmのエナメル質が消失することになります。咬合面でこれだけのエナメル質が消失すると、象牙質が露出するようになります。露出した象牙質部はエナメル質よりも早く消失し陥凹が形成されやすくなります。さらに周囲のエナメル質が小破折を起こしながら、咬合面の資質はさらに消失していくと考えられます。
※参考書籍
「日本歯科医師会雑誌 2018 Vol.71 No.3」