Question
飲み込むとき、なぜのどボトケは動くの?理由があるの?
Answer
食道の壁とのどボトケはつながっていて、のどボトケが上前方に動くと、食道の壁が引っ張られ、食道が大きく開きます。食べ物を飲み込むときに、タイミングよくのどボトケが動いて、食道を開けないと大変!食べ物がのどボトケ(喉頭、気道の入り口)のほうにまちがって入ってむせてしまいます。
飲み込むときにのどボトケがグッと動くのは、むせないためにタイミングよく食道を開けていたからだったのです。のどボトケって働きものですね。
友達とおしゃべりに夢中になってむせたことはありませんか?大きなセキが出るのは、気管に入りそうになったものを空気圧で吹っ飛ばしているからなんです。食べ物と空気は、行先は違っても途中まで同じレールを走っている電車のようです。喉頭のところで上手にポイント切り替えをすると、それぞれの目的地へと進むことができます。
空気の通り道と食べ物の通り道。
通り道が交差するから、ポイントの切り替えが必要です。
ポイントの切り替えがうまくいかず気管に入りそう。
むせて吹き飛ばし入らないようにします。
※参考書籍
「歯のしくみ 口のしくみ」
阿部伸一 クインテッセンス出版株式会社