Question
根尖病変を有する歯の治療後に打診痛が残る場合、どのように対処すべきでしょうか?
Answer
慢性的な炎症刺激が根尖部に発生すると、隣接する歯の根尖組織にも軸索発芽が誘導されます。これにより、病変が治癒した後も打診痛が残ることがあります。外傷性神経腫の形成は少ないと考えられますので、再治療はせずに経過観察を行います。
Byers MR, et al. Crit Rev Oral Biol Med. 1999; 10(1): 4-39.
※参考書籍
「成功に導くエンドのイニシャルトリートメント」
牛窪 敏博 著 医歯薬出版株式会社