Question
除去治療では、一度にすべての金属を外すのがよいのですか?
Answer
アレルギー的観点からは、一度に多くの金属修復物を除去することで、フレアアップ(一過性のアレルギー症状の悪化・再燃)が長引くリスクを下げることができます。
しかし歯科的問題として、咬合関係の変化が口腔周囲筋や顎関節に与える影響も無視はできません。片顎ごと、または左右臼歯部などに限定して除去を進めて仮封材に置換し、一定期間、経過観察を行い、アレルギー症状および咬合関係が改善されることを確認したほうが望ましいと言えます。
※参考書籍
「歯科アレルギーNOW 疾患の基礎と臨床のエッセンシャル」
編集 海老原 全、松村 光明、原澤 秀樹、北崎 祐之
デンタルダイヤモンド社