Question
はしかに「二度かかり」しないのはなぜ?
Answer
免疫には、体にもともとそなわっている「自然免疫」と、生きていく家庭で得る「獲得免疫」があります。はしかやおたふく風邪にかかると、その抗原に対する抗体ができます。これが獲得免疫で、次に同じ抗原が体に入って来ると発病する前に排除します。そのため、はしかに二度かかることはありません。ところが、風邪のウイルスには膨大な種類があり、同じウイルスでも変異している場合が多いのです。そのため、獲得免疫が機能せず、何度も風邪をひいてしまいます。
※参考書籍
「安保徹の食べる免疫力」 安保 徹 監修 世界文化社