Question
薬が免疫を低下させるというのは本当ですか?
Answer
症状の多くは免疫力の治癒反応。薬で症状を抑えてもトラブルの原因が取り除かれたわけではなく、根本解決にはなりません。それどころか、免疫が排除しようとしている異物を体内にとどめてしまいます。しかも鎮痛剤・解熱剤・消炎剤・睡眠薬などは症状を緩和させる一方、免疫力を低下させてしまう副作用があります。その結果、症状が一時的に緩和してもすぐに再発。免疫力の低下で症状はさらに悪化し、体に薬の耐性もでき、より多くの薬が必要になる悪循環に陥ります。
私たちの体には、どんな治療薬よりもすぐれた免疫システムがあり、免疫力が高まればほとんどの病気は改善に向かいます。そんな免疫力が働いているからこその症状であることを理解して、薬は上手に使うようにしましょう。
薬の飲みすぎが症状を悪化させることも!
発熱・痛み・かゆみなど
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鎮痛剤・解熱剤・かゆみ止めなどの薬を飲む
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一時的に症状は治まるが、薬が交感神経を刺激
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交感神経優位で血行障害などに。しかも、症状の根本原因は解決せず。
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症状が悪化
※参考書籍
「安保徹の食べる免疫力」 安保 徹 監修 世界文化社