Question
歯内・歯周疾患が全身に及ぼすリスクについて教えて下さい。
Answer
歯内疾患は、歯周疾患と比較して、その病巣の多くが閉鎖性であり、骨髄内に存在することから考えると、菌血症になる可能性は重度の歯周疾患に匹敵すると考えられます。両者では、病巣の大きさ、活動性および感染細菌種が違うため、全身に及ぼす影響が異なることも考えられますが、歯内疾患であっても宿主の抵抗性が低下している状態では、敗血症を引き起こす可能性も考えられています。
※参考書籍
「エンド難症例 メカニズムと臨床対応」
恵比須 繫之 編 医歯薬出版株式会社