Question
歯並びの悪さは遺伝するの?
Answer
歯の大きさは遺伝しますが、歯並びはアゴの骨の発育次第です。
歯の大きさを決定する因子は親譲りですが、歯を支えるアゴの骨の大きさは、18歳までの発育段階で決まっていきます。アゴの骨を小さくする主な要因は、咀嚼回数の少なさや歩行回数の少なさといった、子供の頃の生活習慣です。アゴの骨が小さいまま大人になったけど、アゴに収まる歯の大きさは変わらないので、必然的に八重歯や乱杭歯になるのです。
遺伝要因が強い部位
・顔の長さ(丸顔や面長など)
・鼻の形
・唇(大きさや厚み)
環境要因が強い部位
・歯並び
・顎の形
※参考書籍
「anan(アンアン) 2004年 9月29日号」
丸茂 義二先生 株式会社マガジンハウス
「歯科に役立つ遺伝学」
葛西 一貴、近藤 信太郎 わかば出版