Question
受動喫煙は歯周病に影響するのですか?
Answer
喫煙は明らかに歯周病の危険因子ですが、喫煙者と一緒にいることも危険因子となります。受動喫煙は、喫煙者が吐き出した煙や副流煙(たばこの先から出る煙)を吸い込むことで発生します。間接喫煙、不本意喫煙、二次喫煙などとも呼ばれます。衣服や髪、喫煙室の壁やカーテンのタールなどに付着したタバコ有害物質の吸引(三次喫煙)も健康に悪影響を及ぼすとされています。受動喫煙は歯周組織にも悪影響を与えるため、危険因子となります。
Nishida N, et al. Association between passive smoking and salivary markers related to periodontitis.
J Clin Peridontol 2006 ; 33(10) : 717-723. より引用改変
※参考書籍
「あなたの知識は最新ですか?歯科衛生士のための21世紀のペリオドントロジーダイジェスト」
天野 敦雄 著 クインテッセンス出版株式会社