Question

私はお酒を飲むと顔が赤くなります。歯周病には関係ないですよね?

Answer

お酒を飲むと、顔が赤くなり頻脈と動悸が起こり、ときに頭痛、発汗、めまい、眠気などが起こります。これは、アルコールが分解されてできるアセトアルデヒドの毒性によるものです。アセトアルデヒドの分解能力が低い人はこのような症状が出やすく、この能力は分解酵素の活性の高低により決まります。この酵素の中には、個人差が非常に大きいものもあり、酵素活性は遺伝的に決まっていることが分かっています。タイプ別に分類すると、活性型・不活性型・失活型があります。お酒を飲んで顔が赤くなるかどうかも歯周病リスク検査の一つであり、そのような方は飲酒を控えたほうがよいでしょう。

飲酒と歯周病の関係

雫石 聰, 永田英樹. 歯周病とライフスタイル. 医学のあゆみ 2010 ; 232(2) : 198-202.

※参考書籍
 「あなたの知識は最新ですか?歯科衛生士のための21世紀のペリオドントロジーダイジェスト」
 天野 敦雄 著 クインテッセンス出版株式会社

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