ドクター 口を閉じれば病気にならない<健康は呼吸で決まる>
2013.01.31
今井 一彰・岡崎 好秀 著
家の光協会
腸をきれいにしたければ初めにどこをきれいにすることが効率的でしょうか。いうまでもなく口腔です。さらにたどっていくと食べ物に行きつきます。
口は「命の入口」、そして「病気の入口」と証明したのが静岡で歯科医院を開業している米山武義先生です。高齢者の口の中をきれいにしていくと、肺炎の発症や発熱者が減少し、口腔ケアを行うと、肺炎の発症を4割も抑えられることを証明しました。
口をきれいにすることは、体をきれいにすることです。そして、その最初となるのが口を閉じること、つまり口呼吸をやめることなのです。
鼻は、空気を温めながら加湿し、ゴミやホコリが入るのを防いでくれるいわば、『天然のマスク』なのです。
口呼吸に関連があると思われる疾患
- アレルギー性疾患
(アトピー性皮膚炎、気管支喘息、花粉症、アレルギー性鼻炎) - 膠原病
(関節リウマチ、全身性ループスエリテマトーデス、多発性筋炎など) - うつ病、うつ状態、パニック障害、全身倦怠感
- 腸疾患
(胃炎、潰瘍性大腸炎、クローン病、痔、便秘など) - 口腔疾患
(ドライマウス、歯列不正、顎関節症など)
口と全身とのつながりがみえてきます。