ドクター とっておきのコラム
2014.12.26
こんにちは。加藤歯科医院院長の加藤彰です。
みなさんが今行かれてる歯科医院には良し悪しがあると思いますが、それを選んだのは自分です。つまり自分自身に責任があるということです。もし私が歯科医院に行くとしたら、自分の歯について大切さを知っているからこそ、よく選ぶし金額もしっかりかけるでしょう。(もちろん常識の範囲内で)
また、ある意味私には歯科医院自身の人格、かっこよさ、過剰なホスピタリティ、医院の外観はいらないと考えています。(人って本当の姿は見えないこと多いですよね)
Q. もし私が歯医者を選ぶなら、どういうところをポイントとして考えますか?
A1. 勉強している!絶えず自分を高めている!最新機器を使っている!
必ずしも全てにおいて最新のものがいいとは限りませんが、いつも何が最適か考え続けて、広い視野・選択肢をもっている医院がよいですね。
A2. 滅菌・消毒にこだわっている!
A3. 手先が器用!
これはみなさんにはわからないでしょうが、手荒な治療は嫌なものですよね。
A4. 治療の説明をしっかりしてくれる!
X線写真や口腔内写真を見せてもらえると説明もわかりやすいですよね。
治療の状況・工程・過程・リスクなどを十分に伝えてくれる医院が安心できますね。
A5. スコープ(拡大鏡)・マイクロスコープを使っている!
よく「私は目がいいから」という人がいますが、そんな人でももっと見えるようになると必ず治療の精度は上がります。スコープ・マイクロスコープを使っている歯医者がよいですね。
A6. だらだら治療に時間をかけない!
A7. スタッフも勉強している!
知識・技術が絶えず磨かれ統一されており、ミーティング(勉強会)が絶えず実施されているかどうかもポイントです。
歯科医院はチーム医療です!
A8. 自分の治療に対し、しっかり責任をもてる!
自分に対しきびしい、また、スタッフに対しても「なあなあ」にしない院長に治療して欲しいと思います。
Q.歯医者の技術ってどこで見たらいいの?
A.
口の中でされている治療の善し悪しを判断することは確かにむずかしいと思います。
知識の裏づけがある技術はOKですが、裏づけのない技術は暴力でしかないですよね。
であれば、知識のあるなしをチェックすることが大切でしょう。
最初のチェック項目としては、
・的確な検査、診断が行われているか?
検査・診断によって治療方針を決定します。ここが間違っていると、全てが間違ってきます。
・わかりやすい的を得た説明ができているか?
裏づけとなる科学的なデータなどと一緒に紹介されていると説明も説得力があります。
・事前に参考資料・模型など用意ができているか?
十分に検討している証拠でもあり、治療方針が途中でブレないことにつながります。
などがあげられます。
次に、治療に関するチェック項目については、
・痛くないか?
痛みの発生を伴う場合は事前に説明してもらえてるかをチェックしましょう。何の説明もなしに痛みを伴う治療は患者さんも不安ですよね。
・手際がよいか?
生体への侵襲を可及的に少なくするためには、てきぱきと治療することが必要です。
・術前術後、そして今後起こりえることを的確に説明してもらえるか?
起こった後に説明すると「後付け」になります。事前に説明し、納得・同意していただいて治療することがインフォームド・コンセントです。
があります。
云々口がうまい人と口べたな人、手の器用な人・不器用な人、熟練度、経験の違いは確かに結果にあらわれてくるでしょう。
しかし、情熱のある勉強熱心な先生には、結果は自ずとついてくるもので、「最善」と断言できる仕事をしつづけることができるのではないでしょうか。
・・・
やっぱり、人格も大切かも。。。