唾液の減少で起こるドライマウス(口腔乾燥症)
ドライマウスとは
「ドライマウス」とは、さまざまな原因で唾液の分泌量が減り、「口が乾く」「喉が渇く」 「口の中がザラザラする」「ヒリヒリ痛む」「ネバつく」「味覚がおかしい」などの症状を引き起こす症状です。 目に現れる「ドライアイ」同様、近年徐々に注目され、症状を訴える人が増加しています。
ドライマウスの原因
ドライマウスの原因は、唾液腺自体の機能障害(シェーグレン症候群)によるもの、 抗精神病薬・抗うつ薬などの薬によるもの、恐怖やストレスによるものなど多彩で、 専門医による問診が重要とされています。
唾液の分泌量が減少して抗菌作用が低下すると、むし歯(う蝕)・歯周炎のリスクが高まりますので、 歯科医院での定期的なメンテナンスも必要です。症状を放置していると、唾液量の低下による 食道炎・胃炎や全身疾患へつながる恐れがあります。
ドライマウスの治療
ドライマウスは歯科医院で治療できる場合もありますが、原因によっては 内科や耳鼻科などで治療をする必要があります。原因の早期発見、 口腔内のリスクを減らすためにも、同じような症状が感じられるなど、 心当たりがある場合には、一度ご相談ください。