知覚過敏の大敵!酸蝕歯(さんしょくし)
酸蝕症とは
「むし歯菌が出す酸によって歯が溶ける」のがむし歯ですが、酸蝕とは酸性の食べ物や飲み物に歯が触れることで起こります。
実は、どんな人でも日常的に酸の影響は受けていますが、唾液の力によってエナメル質が補修され、バランスが保たれており、歯の健康が維持されています。しかし、そのバランスが崩れて、酸の影響を過剰に被るようになったときに酸蝕という問題が生まれてきます。その度合いが大きいものを、将来問題になりそうだというものも含めて「酸蝕歯」と呼んでいます。
酸蝕症になる原因は?
酸蝕歯になりやすいかどうかは食習慣及び生活習慣によります。
通常は頻繁に酸に触れない限り酸蝕歯にはなりません。しかし、毎日続けているライフスタイルの中に酸蝕歯になるリスクが含まれていると、知らないうちに繰り返されて悪化します。
酸蝕症の予防
患者様ご自身でできる酸蝕予防をご紹介します。
1.酸性の飲食物を口にしたらそのあとすぐ水やお茶を飲む。
2.酸っぱいものを食べたら30分ほど歯磨きを控える。
3.軟らかい歯ブラシを使う。
4.口が渇いているときは酸性の飲み物を避ける。
5.フッ素入りの歯磨き剤やジェルを使う。
6.赤ちゃんに哺乳瓶でジュースを飲む習慣をつけない。
上記の方法で万全とは言い切れませんが、大きなリスクを回避することができるので是非実践してみてください。