Question
口を開け閉めしているときに頭も動いているって本当?
Answer
顎の開閉運動により、口は開いたり閉じたりします。
顎の開閉運動で動くのは、下の顎だけと考えておられる方が多いと思いますが、洗濯バサミを想像してみてください。その開閉では両側のハサミ口が動いているはずです。
実は、顎の開閉運動では上の顎、下の顎を両方とも動かしているのです。
しかし、下の顎しか動いていないように見えるのは、実は視線がブレないように下記の頸部や肩部の筋肉が上の顎(頭部)の動きを抑制していたのです。
顎の過用や頻繁な噛みしめ、歯ぎしりにより、首や肩の“凝り”が生じるのは、これが原因となっているのです。
※参考書籍
「筋の生理から運動指導・手技療法まで 歯科臨床が変わる筋機能学こと始め」
竹内 正敏 砂書房