Question
抜歯後にどんなことに注意すればよいですか
Answer
無事に抜歯と止血処置が終わったらホッとひと安心ですね。1週間から10日程度で抜糸できますがそれまで、傷が順調に治るようにいくつか守っていただきたい重要な注意点があります!
1.1週間くらいは出血の可能性があります。
ワルファリンを服用している患者さんの場合、1週間くらいまで少量の出血が起きることがあります。しっかり縫合してあれば心配いりませんが、ご心配な際は、遠慮なく歯科医院にご相談ください。
2.内出血の青あざができることがあります。
ワルファリンを服用している患者さんの場合、麻酔の注射や、抜歯による刺激で内出血が起きることがあります。青あざは1週間で薄くなり、その後きれいに消えます。少しのあいだ気になると思いますが、そっとしておきましょう。
3.薬は指示通りに飲みましょう。
歯科から処方された抗生剤や抗菌剤は、必ず指示通りに飲みましょう。医師と相談し、抗血栓薬の効果に影響が出ないよう、処方は通常短期間(3~4日)にとどめます。服用のスケジュールがずれ込まないよう、飲み忘れに注意してください。
4.ブクブクうがいはしないで。
ブクブクうがいは、せっかくふさがってきた傷口を壊してしまい、出血の原因になります。うがいをしたいときは、水や刺激のないうがいぐすりをそっと含んで吐き出す程度にとどめます。また、傷を気にして舌で触っていると出血の原因に。気をつけましょう。
5.傷を避けて歯みがきします。
お口のなかにプラークが溜まると、歯周病で歯ぐきが腫れやすくなります。歯磨きをしなくてよいというわけではありません。そこで、傷に触らないように注意しながら、傷のないところをそっと歯みがきしましょう。
6.止血用シーネを掃除しましょう。
樹脂製の止血シーネをお使いのかたは、食後や就寝前に外してきれいにお掃除しましょう。使用は通常1週間程度です。ご不便でしょうが、しっかり止血するまでしばらく装着をお願いします。
※参考書籍 「nico 2011.11 クインテッセンス出版株式会社」