Question

肺炎は薬で治療できるんですか?

Answer

肺炎とは、肺で起こる炎症です。では、炎症とは何かというと、「体内に侵入した異物に対して、人体の免疫機能が抵抗をしている状態」であるといえます。つまり、肺炎は「肺に入ってきた異物に対して人体の免疫機能が働いている状態」、「肺に侵入してきた細菌やウイルスと人体が戦っている状態」なのです。しかも症状が長く、強く出ているということは細菌やウイルスの増殖を抑えきれず戦いが長引いている、もしくは人体が負け気味である状態であるといえます。

ここで、人体に備えられている異物から身を守る仕組みを簡単にみていきましょう。

炎症の原因であった細菌やウイルスは、薬剤で退治することができるのです。細菌やウイルスがいなくなれば、人体の免疫の働きも収まります。(免疫は文字通り「疫病を免れる」という人体の機能です。)

誤嚥性肺炎を発症したとしても、どのような細菌に感染しているかを見定め、適切な抗菌薬を投与すれば治療できます。また、肺炎球菌に関しては予防ワクチンもあります。

 

※参考書籍
 「口にかかわるすべての人のための誤嚥性肺炎予防」
 米山武義 編著 医歯薬出版株式会社

お探しの情報は何ですか?

関連記事

このページを見た人は以下のページも見ています