Question
歯間ブラシはどのように動かせばいいのでしょうか?
Answer
歯間ブラシは誤った角度で挿入すると歯間乳頭を傷つけやすいので、挿入の仕方とその後の角度の調整が重要です。
1.入れる
●挿入するときのポイントは「角度」です。
●歯間乳頭のほお側の盛り上がり部分の角度にあわせて、斜めに挿入します。上の歯なら斜め下方向に、下の歯なら斜め上方向に。そっとやさしく入れましょう。
●上の歯なら斜め下、下の歯なら斜め上に傾けずに挿入すると、ブラシが歯間乳頭にぶつかってしまいがち。これが続くと、歯間乳頭が削れてしまいます(出血しますし、痛みます)。
2.傾ける
●歯間乳頭の舌側の盛り上がり部分の上を通過するように、垂直方向に角度を変えます。正しく傾けられて入れば、歯間乳頭を傷つけることなく歯間ブラシを挿入できます。
3.沿わせる&みがく
●歯間ブラシを水平方向に傾け、歯の根元まわりに沿わせます。コンタクトポイントのすぐ下から根元まわりをみがきます。ワイヤーではなくブラシの毛先を当てるようにします。
●力を入れてゴシゴシすると、歯を傷つけますし、ワイヤーが反発して反り返って根元まわりに当たらなくなります。やさしく動かしましょう。
●歯間ブラシは顔に手を置いて動かすと、動きがブレにくくなります。
●隣の歯の根元まわりに沿わせるために、逆方向に傾けます。この後、同じように歯の根元まわりをみがきます。
●歯の根元まわりに沿っていないのはNG。プラークが取れないだけでなく、歯間乳頭を押さえつけて傷つけてしまいます。
※参考書籍 「nico 2020.4 クインテッセンス出版株式会社」