素材の違い
かぶせ物・つめ物の治療に使用する素材
セラミック
お皿に使う陶材を歯科用に加工したもので、色が白く、大変美しく仕上がります。
ゴールド
多少目立ちますが、とても適合がよく、むし歯が再発しにくい素材です。
銀歯
健康保険が適用できます。むし歯の再発や金属アレルギーの危険性が高くなります。
3つの素材なにが違う?~セラミック・ゴールド・銀歯~
1.白くて自然な美しさ
~誰にも気付かれない白さ。セラミック!!~
大きく口を開けて笑うとついつい見えてしまうのが銀歯。
その点、セラミックは白くて自然の歯のように美しく、周りの人に気づかれることもほとんどありません。
オールセラミック | ハイブリッドレジン | 銀歯 |
◎色が白い ◎透明感がある ◎CAD/CAM冠より丈夫 ◎プラークが付きにくい ◎変色しない ×窓口負担が高額 |
◎色が白い ×透明感は無い ×長期間の使用で変色する ×割れやすい、すり減りやすい ×プラークが付きやすい ×色調が単調 ×窓口負担がやや高額 |
◎強度に優れている ×見た目が悪い ×長期間の使用で変色する ×歯ぐきが変色する恐れがある ×金属アレルギーの恐れがある ×プラークが付きやすい |
2.耐久性
~丈夫さならゴールド・メタルボンド!!~
素材によって、使用できる年数に違いが出ることも。
中でも、ゴールドは丈夫さNo.1。
また、耐久性と美しさの両方を求められる方には、金属にセラミックを焼き付けたメタルボンドもおすすめです。
オールセラミック | ゴールド | メタルボンド | 銀歯 |
※耐久性は使用状況によっても異なります
3.金属アレルギー
~オールセラミック・ゴールドなら安心!!~
歯科用の金属は少しずつ溶け出して、金属アレルギーの原因になることも。
オールセラミックなら金属を一切使っていないので安心。
また、ゴールドも金属アレルギーになりにくい素材です。
【強い酸に数分間つけた結果】
ゴールド | 銀歯 |
ゴールドは酸に溶けにくく、ほとんど変化がありません。
一方、銀歯は金属イオンが溶け出し、真っ黒に変化します。
※お口の中でここまで酸化することはありません
・金属アレルギーについて詳しく知りたい方はQ&Aをご覧ください。
→Q&A「金属アレルギー」
4.むし歯再発のリスク
~2次むし歯になりにくいゴールド~
つめ物は、歯との隙間にプラークがたまりやすく、むし歯が再発することも。(2次むし歯)
このリスクが最も少ないのがゴールド。
適度なやわらかさがあり、隙間もピッタリ。
銀歯は長年の使用で隙間ができてしまうことも。。。
ゴールド | 銀歯 |
※隙間のでき方には、個人差があります。