Question
歯の吸収にはどのような特徴がみられますか?
Answer
次のような特徴があります。
- 無症候性(炎症が原因の場合には症状が現れる)
- 内部吸収は生活歯もしくは部分的に生活反応が残っている歯にのみ起こる
- 外部吸収は生活歯、失活歯ともに起こりうる
- 歯髄腔と口腔内が交通するまで、吸収そのものによって歯髄が失活することはない
- 通常、ゆっくりと間欠的に進行するが、時にきわめて速く吸収する場合がある
- 動揺や病的破折が起こる
- ピンクスポット:歯冠を通して歯髄が透けて見える
- アンキローシス(歯と骨の癒着)
- X線透過性の亢進と歯質の喪失
※参考書籍
「66症例に学ぶ 歯科臨床の問題解決」
Edward W. Odell 医歯薬出版株式会社