Question
先日はじめて部分入れ歯をつくりました。でも、うまく入れられないし違和感にもまだ慣れなくて使っていません。ほんとうは使ったほうがいいんですよね?
Answer
入れ歯は、慣れるまでたしかに努力が必要ですよね。でも、使えるようになると、噛めるし、しゃべりやすいし、お顔のシワさえもとってくれるんです。ぜひ使っていってくださいね。
入れ歯の使い方のコツ
1.「はめる」「外す」の練習をしましょう
入れ歯が出来上がったら、「はめる」「外す」の練習をしましょう。歯科医院でやり方を教えてもらい、自分でも何度かやってみてください。無理に入れると、歯や歯ぐきを傷めたり、部分入れ歯のバネがゆがんではめにくくなってしまうことがあります。慣れるまで難しいかもしれませんが、練習を重ねましょう。
2.試運転と調整の期間が必要です
入れ歯を使いこなすには、慣れるための期間をとることが大事です。とくに最初の2週間程度は、試運転だと思って過ごしましょう。最初はベロや頬を噛みやすいので、やわらかいものを食べ、1~2週間使ったら、歯科医院で使い心地を伝えて微調整してもらいます。この微調整がとても重要。調整のため何度か通院をお願いします。
3.お手入れ法や保管法をおぼえましょう
お口の中で使っていると、入れ歯も自分の歯と同じように汚れます。入れ歯に付くプラーク(歯垢、最近のかたまり)を放っておくと、入れ歯が細菌の巣になってしまうので、清潔を保つためにお手入れ法をマスターしましょう。また、入れ歯がゆがんだり傷んだりしないような保管法もだいじです。大切に扱っていきましょう。
4.何年かに一度は補修が必要です
入れ歯は、使っているうちに歯がすり減りますし、プラスチックの床(歯ぐきに触れる部分)にヒビが入ったり、バネがゆがむこともあります。また、時間が経つと患者さんご自身のあごの骨の形や歯の位置も少しずつ変わってきます。そこで、定期的に入れ歯の割合をチェックしてもらい、必要に応じて補修してもらいましょう。
※参考書籍
「nico 2018.4 クインテッセンス出版株式会社」