Question

顆粒球が増えると体はどうなるの?

Answer

交感神経副交感神経がバランスをとりながら働いているのが自律神経です。それと連動するのが免疫システム

感神経が優位状態になると顆粒球が増加します。顆粒球は抗原を飲み込んで破壊するいっぽう、化膿性の炎症を起こします。さらに優位状態が続いて顆粒球が増えすぎると、抗原だけでなく体内組織までを破壊し、体内に炎症を起こしてしまいます。しかも交感神経優位の状態では血管が収縮し、血流がわるくなり、動悸がしたり、手足が冷たくなったりします。また顆粒球が過剰に増えている分だけ、リンパ球は減り、小さな異物やがん細胞が処理できなくなります。さらに、顆粒球の増加が続くと新たな問題が発生します。免疫システムが、「今の状態を何とかしなければ」と副交感神経を過剰に反応させるのです。すると急にやる気がなくなってぼんやりしてしまうことも。どちらにしても自律神経のバランスは極端に偏ったまま、免疫力もぐんと低下してしまいます。

 

※参考書籍
 「安保徹の食べる免疫力」  安保 徹 監修 世界文化社

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