Question
フッ化物歯面塗布ってなんですか?
Answer
比較的高濃度のフッ化物溶液やゲル(ジェル)を歯面に塗布する方法です。歯ブラシ法、綿球法、トレー法などがあります。
フッ化物歯面塗布の特徴
1.乳歯および永久歯のどちらにも効果的です。
2.歯ブラシ法の場合、歯磨きと同じ要領で塗布できるので、子どもたちにも受け入れられやすい方法です。
3.塗布の時間は、1~4分程度です。(歯数によって異なります)
4.低年齢児や、うがいのできない人に対するフッ化物応用として有用です。
5.生え始めの歯には特に効果的です。歯が萌出してきたら実施しましょう。
6.3~4ヶ月ごとの塗布が効果的です。
7.継続して行うことで効果を高めることができます。
8.フッ化物洗口やフッ化物配合歯磨剤など、他の局所応用と組み合わせることでさらに効果が高まります。
9.使用量についての注意が必要なため、歯科医師や歯科衛生士など歯科専門職が行う方法です。
10.地域保健の場面では、1歳6ヶ月児および3歳児健診や、その他の乳幼児健診の機会を利用して行われることも多く、より多くの子どもたちに応用されています。
※参考書籍
「新フッ化物ではじめるむし歯予防」
筒井 昭仁 八木 稔 編 医歯薬出版株式会社