Question
顎関節のゆがみを改善するために気をつけたらよいことはありますか?
Answer
以下の生活習慣を見直すことで改善できます。
1.1日3食、腹6~8分を守って
規則正しく生活するためにも、1日3食という基本原則は厳守しましょう。食事時間をしっかりとれば、生活リズムの乱れを防げるはずです。だから当然、間食は厳禁です。料理のジャンルは、日本人の歯やあごの構造に合うように考えられている和食がベストです。
2.睡眠時間は7時間以内に
休日の日は寝だめしようと一日中ゴロゴロしていませんか?まず、休日もいつもと同じ時間に起きるということが基本です。「7時間眠れば十分」なのです。寝ている間の姿勢にもクセがあり、長く寝れば寝るほど体に悪影響がでます。「眠り以外には寝ない」も鉄則です。
3.1日1万歩以上しっかり歩く
東京の成人サラリーマンの平均歩行量は1日7700歩だそうです。デスクワークが多いOLならその半分もいかないと思います。足の筋肉が衰えると、体がゆがみ、あごにもダメージが来ます。ダラダラ歩きはノーカウントです。両手を振って毎日1万歩を目標にしましょう。
4.甘いものや酒はほどほどに
体によくないとわかっていても、つい手が伸びてしまうものには要注意です。ストレスや精神状態のゆがみで、簡単にストップがかけられなくなるのがこの類の嗜好品です。甘いものやお酒は食事のサイクルを狂わせ、余分な脂肪や糖分までも摂取することになってしまいがちです。なるべくなら手を出すのをやめましょう。
5.無理な運動、過剰な運動はしない
運動とはそもそも無理な姿勢を強いるものです。成長期にひとつのスポーツだけをやらせることが禁止されていたときもあったと聞きます。大人とはいえやりすぎは禁物。普段忙しくてできないから、休日はムキになって過剰な運動をしてしまうこともあるでしょう。ムリな姿勢や動きは全身不調の原因になります。
6.○○しながら●●しない、「ながら」行動は絶対NG!
例えば、食事をしながらテレビを見るという行為。当たり前のようにやっているのではないでしょうか?横を向いて食べれば、あごの筋肉にゆがみが表れてしまいます。食べることに集中できないから咀嚼もおろそかになってしまいます。なによりも行儀も悪い行為です。どんな“ながら”作業もゆがみの原因です。
※参考書籍
「Hanako(ハナコ) 2005年 1月12日号」
丸茂 義二先生 株式会社マガジンハウス